茨城県立日立第一高等学校附属中学校長あいさつ
茨城県立日立第一高等学校附属中学校 校長 細貝 雅之
茨城県立日立第一高等学校附属中学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、平成24年に茨城県立日立第一高等学校の附属中学校として誕生した、1学年2クラス(80名)の併設型中高一貫校で、今年度開校14年目となります。
教育理念「高い志 科学する心 未来を拓く力」のもと、「高い志を持ち、優れた資質と豊かな人間性を備え、社会の発展に貢献する人材を育成する」ことを目標に、科学教育と国際教育に重点を置いた教育活動を展開しています。
「科学教育」では、開校以来、高校とともに文部科学省のスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)の指定を受け、「探究の方法を学び」、「テーマを決めて探究し」、「まとめ考察する」という「サイエンスリテラシー」の時間を設け、科学的に探究する力やディスカッションする力の育成に努めています。その他にも、課題研究の成果を発表するSSH発表会や、著名な研究者による科学講演会など、様々な取組を行っています。科学の甲子園ジュニアでは、令和元年度、令和5年度、令和6年度に全国大会に出場し、並木中等教育学校との共同チームで出場した令和6年度は全国大会優勝を果たしました。
「国際教育」では、週に2回ある「イングリッシュタイム」で英語活動を行い、英語の運用能力を養うとともに、「グローバルコミュニケーション」では、様々な言語活動をとおしてコミュニケーションスキルの向上を図っています。さらに、3年生ではシンガポール海外研修を行い、実際に学んだ英語を使ってのコミュニケーションや異文化理解など、国際感覚を磨きます。中学3年卒業までに、CEFR-J A2.2レベル(実用英語検定準2級に相応)の全員獲得を目指しています。
授業は、日立一高と同じ60分授業。十分な時間の中で「主体的・対話的で深い学び」を展開し、言語活動の充実を図るとともに、数学や英語では、中高一貫校のメリットを生かした先取り学習を行っています。その結果、ここ数年継続して難関校や国公立大学医学部医学科に合格者を出しています。
さらに、学習面だけではなく、部活動や生徒会活動、学校行事等の活動も大切にしています。昨年度もソフトテニス部、卓球部、剣道部、駅伝競技が県北総体を勝ち抜いて県大会に進み、陸上競技では関東大会出場を果たしました。吹奏楽部はアンサンブルコンテストにおいて県大会銀賞を受賞しました。
他にも、英語プレゼンテーションフォーラム県大会において、令和5年度は県議会議長賞、令和6年度は県知事賞を受賞しました。いばらきっ子郷土検定県大会では令和5年度に準優勝、令和6年度に第3位を獲得しました。
これらの活動をとおして、技能面だけではなく、協働する力や相手を思いやる心、最後までやり抜く強い意志力など、リーダーとしての資質や能力を育成していきたいと考えています。
附属中学校では、生徒各々が「高い志」の下、思う存分に勉学や課外活動に取り組み、将来、日本そして世界のリーダーとして活躍できる資質や能力の基礎を育てていきたいと考えています。今後とも変わらぬご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月