The World Scholar’s Cup(略称WSC)2022世界大会が、
2022年9月1~10日にタイのバンコクで行われ、
附属中3年生の榎本慧さんが11月にアメリカ合衆国のYale大学で行われる
決勝大会(Tournament of champions)への出場権を獲得しました。
WSCは英語によって教養を競う総合競技です。
2020-2021は中止していますが、
毎年50以上の国で国内大会が開かれており、
世界中で2万人以上の学生が参加しています。
日本では、東京・大阪・九州の会場で約700名が参加し、
上位10チーム+ワイルドカードが世界大会に出場できます。
世界大会の上位チーム20%は、
さらに米国Yale大学で Tournament of Champions(決勝戦大会)に出場できます。
大会は3名1チームの団体戦です。
競技内容は、予め膨大な資料を与えられ、大会までに各自リサーチを行い、
それに基づいたチームディベート・エッセイライティング・テーマ演習問題など、
全て英語で行われます。
出題分野は、文学・芸術・科学など総合的に出題されます。
榎本さんは、茨城県が行っている
「次世代グローバルリーダー育成プログラム」(略称NGGL)に参加しています。
このプログラムは、新しい茨城づくり政策ビジョンの
「『新しい人財育成』へのチャレンジ」の一環で、
英語の学習意欲の高い中高生を対象に、
インターネットを活用したトップレベルの英語講座や海外留学生との交流、
ワールドスカラーズカップ等への参加など、
生徒の能力を伸長する育成プログラムを提供し、
将来、グローバル社会で活躍できる「人財」の育成を目指すものです。
このNGGLへの参加をきっかけにWSCに参加しました。
榎本さんは
「WSCに参加して英語を母国語として活動している人と話すと刺激になり、
自分の英語力を磨こうという気持ちになった。
そして、純粋にWSCの活動が楽しい。
チームのみんなやスカラーズといっしょに話したり、
一緒に活動したりしているときが楽しい」
と感想を述べていました。
榎本さんは将来、量子物理学の研究をしたいそうです。